2009年6月2日
当社の「へんこだれ」に使用しているリンゴを栽培してくださっている
木村さんを訪ねに、青森県の弘前へ行ってきました。
今では木村さんのリンゴ栽培については、NHKのドキュメント番組や
本になっているので、全国に有名になっておられます。
後ろに岩木山がそびえる、木村秋則さんのリンゴ農園↑
この日も、木村さんは忙しく、無農薬無肥料栽培の普及のため、全国に
飛び回っているとのことで、ご不在でしたが、代わりに奥様の美千子さん
に農場を案内していただきました。
弘前駅から車で10分も走ると、周りはりんご農園ばかりの光景に変わりま
す。
そして、そこからもう10分ほど車で行ったところに木村さんの農場があります。
現在はリンゴの小さな実の剪定作業の時期です。↑
雑草と共存、自然のまんまのりんご農園です。↑
木村さんの農園は、一目で他とは違うことがわかります。
他はきれいに雑草が刈られているのに対して、木村さんの農園は雑草が
生えっぱなしです。
でも、この雑草のおかげで土がふわふわの状態(自然に近い状態)を
キープすることができ、リンゴの木の根っこを大きく張ることができるそう
です。
といっても、いつもならもう少し雑草の刈り込みを行うそうなのですが
今年は木村さんが忙しく、不在のことが多いため、いつもにまして、草が
ボーボーの状態であるそうです。
また最近はメディアに取上げられてからは、見学に来る企業や団体の方が
多くなったそうで、農場を人が歩くたびに地面が踏み固められ、硬くなって
しまっていると、おっしゃっていました。
そうおっしゃる美千子さんも、決して迷惑そうな口ぶりではありません。
木村さんも、自分の農場が少しくらい状態が悪くなっても、無農薬栽培
の普及のためになるなら、あまり気にはされていないのではないでしょうか。
お忙しい中、農園を案内してくださった、木村さんの奥さま↑
私などは、あまり深くものを考えない方なので、「みんな無農薬でやればいい
のに」と思ってしまうのですが、木村さんや美千子さんも、自分たちがやって
きた完全無農薬栽培の苦労を知っているだけに、他人にはなかなかおすすめ
できないとおっしゃっています。
野菜ならば、無農薬栽培に切り替えて、今年がもし駄目でも、来年は新しい
種を蒔けば再度チャレンジできるそうですが、リンゴについては、今年実が
つかないと来年にも影響し、数年間は収穫が無くなるそうで、その結果
現金収入がなくなるそうです。
現在弘前でも、完全無農薬栽培ではありませんが、「低農薬栽培」から始
めているリンゴ農家さんも一人だけいらっしゃるそうです。
その他の地域でも、リンゴの無農薬無肥料栽培の実践が少しずつ、広がりを
見せているようです。
これからも木村さんには安全なリンゴの栽培とともに、無農薬栽培の普及に頑
張っていただきたいと思っております。
私もサラリーマンなので、なかなか木村さんのように、先の見えない挑戦
をするというわけにはいかないのですが、できる範囲の枠の中で、思い切
った挑戦をしてみたいなと、今回の訪問を通じて感じました。
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