滝 良太郎
↑北岳山頂から見る「富士山」
8月27日(金)






私の目標であるヨーロッパアルプス、ヒマラヤ山脈への挑戦。
その足がかりとして今回は南アルプス登山(北岳)を計画した。
今回の山行が私の大きな夢の第一歩となる。
なんてことは全くなく、アウトドア雑誌の「BE−PAL」を読んで
アルプスに行けば雑誌に載っているような「山ガール」なんて
いたりするのかな?なんてチャラい気分で行っただけである。
万が一に備えて、寝袋とかダウンジャケット
ジェットボイルなどをザックに詰め込んである。
結果として、山小屋泊だったので寝袋もダウンジャケットも
いらなかったわけだが、山に入ったら想定外の事態を常に想像
しなければいけないほど、自分の行動を信じられない私は、
まだ死にたくない。
だから今後も重装備で挑みつづけるだろう。
11時45分、広河原を出発。
ザックの重いうえに、のっけからの急登はきびしいものがあった。
途中で雨なんて降って来て、雷雨になることよりも、「俺は雨男な
んじゃないか?」なんて、その方が不安になったりする。
のどが乾くと、沢の水を汲んで飲む。
まさに「南アルプス天然水」なんて思い、ほくそ笑みながら、ただただ
登る。
出発から3時間半ほどで、ゴールに近い稜線に出た。
そのころには雨も止んで、涼しく気持のよい空気の中を爽快に歩けた。
15時50分、初日のゴール地点「肩ノ小屋」に到着。
↑肩ノ小屋 後ろは北岳山頂
↑肩ノ小屋到着直後の地蔵岳はまだ雲がかかっていた
高いだけあって、低地の飲むより断然うまい。(と感じる)
そして早いが16:30に夕食。
夕食後は、同部屋で雑魚寝した滋賀県のパーティのみなさんに教えられ
仲良くストレッチ。
(このストレッチが効いて、翌朝は全く筋肉痛がなかった。)
夕食の満腹感と、ストレッチで身体が温ったせいか、19時には就寝。
8月28日(土)
4時30分、起床、すぐに朝ご飯。
万が一に備え、普段はしないご飯をおかわりし、栄養補給。
5時15分 太陽が顔を出す。
↑肩ノ小屋から見る日の出
夜明けの富士山や、地蔵岳、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳の絶景を眺め
感動にひたる。
↑夜明けの富士山
↑夜明けの甲斐駒ヶ岳(右)
何かと良い事もあるかと無計画に思って、とりあえず5時
30分に出発。
とりあえず目指すは「北岳山頂」。
朝イチからの193mの急登にはまいったが、北岳山頂まで来ると、
さらに眺めは良くなる。
↑北岳到着
まだ時間に余裕があるため、「間ノ岳」までは行ってみることに。
ロクに山地図も見ずに計画していたものだから、「アルプスの
縦走」とはほとんど高低差のない稜線をイメージしていた。
我ながら、自分勝手で好都合なイメージである。
当然、山と山の間には高低差がけっこうあり、それがけっこう
急な斜面だったりする。
「頂上と頂上の間に橋でも作れば良いのに」なんて思うが
実際に作っちゃうと、相当に興醒めしてしまう人工物にな
るに違いないので、その考えは頭のなかで即座に消去する。
「北岳」から約2時間かけて、「間ノ岳」に到着。
↑間ノ岳到着
↑西農鳥岳(間ノ岳より)
本当は引き返さないといけないが、すぐ近くに「農鳥岳」が見える。
そしたら、先に進みたくなるのが男というもの。
山地図のコースタイムを確認すると、ルートを変更しても
この調子なら、今日中に下山できるはずの計算になる。
念のため他の登山者に聞くと「あなたの健脚ぶりなら余裕で
行けますよ」なんて言われちゃったもんだから、気を良くし
てしまった。
いざ、「農鳥岳」へ。
残念ながら「農鳥岳」に到着するころには山頂はガスで覆われ
今まで歩いて来た「北岳」「間ノ岳」を見返すことはできなかった
が、これで「白峰三山」の縦走は完了、あとは下るだけだ。
と甘く見ていたら、登りが急でキツい分、下りも当然急でキツかった。
その下り初め、後ろから女の子が同じペースで着いて来るので私も
抜かされまいと焦って下った。
結局は数分後、私があっけなくバテてしまって、先を譲ったが
そのときに交わした会話で、その女の子が下降点から麓の間にある
「大門沢小屋」の従業員であることがわかった。
おそらく大学の山岳部か何かであろう。
現役バリバリじゃないか。
その後、そのときの無理が祟ったのかどうかはわからないが、私は
大きくペースダウンして、気持ちと時間の余裕のないままのゴール
となった。(16:00奈良田にてゴール)
教訓「時に無理せず譲る方が、カッコいいのかも。」
登山もどんなスポーツも、人生である。
そんなこと考えるなんて、俺もすでにおっさんだな。
今回はそんなことを学んで終われた、なかなか充実した山行になった。
何より念願の「山ガール」に会えた♡(アスリート系ではあるが)
〜突然、甲府のうまい店情報〜
↑ネーミングに親しみの持てるカライジャン
甲府の町で京都行きの夜行バスの出発時間までの間
焼鳥屋に入った。
カウンターの横に座った地元のおっさんにからまれ
一緒に酒を呑むことになり、うまい焼鳥とビールと、お互いの
郷土話で盛り上がったのだが、その話は今回はどうでもいい。
その店は焼鳥とレバーがかなりうまかった。
そして当社商品と同じ名前の「カライジャン」という
メニューがあったので試しに注文することにした。
鶏のささみときゅうりを、ごま油、唐辛子、胡麻、生姜で和えた
ものであるが、ピリッと辛くてとてもいい酒の肴になる。
よく流行っているから、他にもうまいメニューはあるのだろう。
甲府へ行かれた際は、その店はお勧めである。
甲府駅から5分ほどの「丸八」というお店。
次の記事→京都祇園割烹「大渡」







