

2007年6月

6月の初めにみんなで撒いたゴマの種。
気になって、何度か畑に足を運んでいましたが、ついに出ましたよ。小さな芽が。
6月21日。
耕されて、きれいな土色だった畑に緑色の筋がきれいに並んでいました。

きれいに芽が出て一安心。
でも、草って種も撒いていないのに何で生えるんでしょう。
さぁ、これからが勝負。
畑には、ゴマの芽を切る「キリ虫」という虫がいるんです。
やっと出てきたこの小さな芽を根元から「チョッキン。チョッキン。」
見事というべきなのか、根元からきれいに切ってしまうんです。
これからどんどん暑くなりますが、暑さにも負けず、草にも負けず、そしてキリ虫にも負けず力強く育ってくれることを願っています。
もちろん、農家の皆さんも暑さには十分は注意してくださいね。

たくさんの人たちの願いをこめて今年も元気に育て!!
「胡麻でゴマ油を絞りたい」とへんこの胡麻屋が日吉町の胡麻地域にお邪魔して早4年が過ぎました。
今では、工場へ遊びに来ていただく地元の方々も増え、毎日楽しく、そして一生懸命ゴマ油を絞っています。
そんな日吉町で始まったゴマ栽培ですが、地元の方々のご協力により昨年は12名の農家の方々から、安心で安全な黒ゴマを出荷していただくことが出来ました。
当初は「どうしたらいいんやろ?」とおっしゃっていた方々もやっぱり農業に関してはプロ。知恵を出し合って、年々工夫を重ね、今年も日吉の農地に元気なゴマの花が咲いてくれることでしょう。




決して邪魔をしてる訳ではありません。

ちなみに田んぼの周り見える細い線は、鹿よけの電気柵です。


頑張れ!!日吉の黒ゴマ!!
秋の収穫を迎えるまで、今後も定期的に栽培講習会を実施しながら、地元の農家さんと一緒に日吉の黒ゴマを栽培していきます。
生育状況は随時ご報告させていただきますので皆様も暖かく見守っていてくださいね。農家の皆様今後ともよろしくお願いいたします。
「中井くん、今年はいつするんや。」
「はよせな(早くしてしまわないと)梅雨が来てしまうで。」
と、ごま栽培をはじめて5年目で私もいろんなかたから、
声を掛けてもらえるようになってきました。
ありがたや、、ありがたや、、、、。 もちろん、今年も頑張りますよー。
今年の出席者は19名。
新たな集落からの参加者もあり、
今のところ、年々栽培者が増えています。
本当にありがたいことです。
一緒に笑うことはもちろん、一緒に悩むことも増えるかもしれませんが、 秋の収穫に向けてがんばりましょうね。
前日からの雨の影響で、
準備をしていた圃場は水浸し、、、。
結局、胡麻工場での栽培講習会が始まりました。
まずは、へんこ社長のあいさつで
栽培者の方と一致団結!?
さぁ、今年もがんばるぞ!
当初から栽培いただいている方々は、もうベテランさん。
栽培に関する色んな質問が飛び交い、
和やかな雰囲気の中で進められました。
今年から試験的にはじめたコーティング種子。
作業性のアップと、発芽率が良いとの噂を聞きつけ、早速作ってもらいました。
これがコーティング種子。
昨年、生育の良かった圃場で
その中でも選び抜かれた「ごま」を
今年の種子用として大事に保存しておきました。
そのごまをコーティングしたものです。
ここで登場するのが
「ごんべえ」。
このコーティングした種を一定間隔で
畑に落としてくれる便利な機械です。
皆さん興味津々。
講習会終了後。
先週の日曜日に播種された「塩貝」さんの圃場を
見学に行きました。
塩貝さんも今年で3年目。
お勤めをされているにもかかわらず、
朝早く起きて、通勤前に草引きや、中耕等様々な作業をしていただいております。
この小さな芽からあんなに立派なごまが
出来るんですから。
本当にすごいですよね。
さぁ、今年のごまはどうなるのでしょう。
不安もありますが、やっぱり楽しみです。
作って下さる人も、我々加工する者も、
そして食べていただく消費者の方にも、
気持ちよく笑っていただけるように、
小さな「ごま」を通じてそんなお付き合いをできればな。
と心から願っています。
随時報告したいと思いますのでご期待くださいね。