

ここしばらくお休みしていた日吉の胡麻栽培。
私が催事や、何やらで日吉を留守にしている間に着々と胡麻が
工場へ届けられていました。
で、雪でも降ろうかという11月の寒い日に洗浄作業を行いました。
胡麻は収穫後約1ヶ月間乾燥させますが、当社ではその後製品になるまでに
選別→洗浄→乾燥→選別という行程を行います。
下の写真は、決して胡麻とお友達になろうと頑張っているわけではありません。
洗浄後の胡麻から異物を除去しようと汗を流しているわけです。


この日も湯洗いの合間をぬって、
お手伝いしてくれました。
本当にかわいいヤツです

下にある黒いのが胡麻
上の茶色い一角は全て砂や砂利。
見た目には分かりませんが、
洗うとこんなにもたくさんの砂が
混じってるんですね。

写真を見て気付きましたが、
僕、胡麻を見ながら
結構笑っているんですね・・。
気持ち悪いとは言わないで。
こうしながら、1日中天日干しをして乾燥させ、
翌日も乾燥作業を繰り返しました。
11月ということもあり山間のため日が沈むのが早いんですよね。
こうして乾燥し、トウミで選別された胡麻は桂工場へ運ばれてきます。

皆さんご存じのとおり、
今年は決して豊作とは言えませんでしたが、胡麻の出来自体は良いものでした。
甘みもツヤもあって、なかなかのものです。

早速、
いつもの鉄鍋で炒ってもらいます。
パチパチとごまが弾けて香ばしい香りが漂います。

今日の炒り手は、奥西くん。
失敗する日も多々あり、
先輩に指導を受ける日もありますが、
徐々に成長しています。

「おい!どけ!!」
「ワシが炒るんじゃ!!!」
と言わんばかりに登場されたのは
滝先輩。(笑)
約10年の歴史が先輩の右手には刻まれています。

こうして、程よく炒られた胡麻は
「胡麻ソムリエ」
こと、今井さんのもとへ。
「ええ香りやね。」
「甘みもあるし、うまいな。」
こう言われると、自分の胡麻のように心から嬉しいものです。
自信を持ってお届けできます。

さあ、こうして袋に詰めた胡麻の行く先は・・・・・
今回は、百貨店さんの冬のギフト用にお届けしました。
いっぱいあった2007年も、皆さんのご協力のおかげでようやくここまで
たどり着きました。本当に感謝です。
あとは、無事にお客様の所へお届けすることが出来て、
おいしく食べて頂けることが出来たら。と心から願っています。
今年は長崎県、鹿児島県にも栽培の関係でお邪魔しましたが、
これからもっともっと色んな方と会話をして、情報をもらってレベルの向上に
努めたいと思っています。
がんばるぞい!!
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